水と健康 文字起こし②


東京医科歯科大学の藤田紘一郎教授がNHKラジオ ラジオ深夜便で「水と健康」について放送されました 

勉強になる部分が多いと思いますので(^^) 文字起こししました[E:pencil]

水分補給の話

水の体に対する役割は 栄養素と老廃物の運搬 体温調節です
他にも大事な働きがあります 恒常性の維持という体が常に一定の状態に保つ役割 それからいろんな体内の昨日の調整もやってます

その大事な水ですが これから暑くなる時期 一番困るのが水分が足らなくなる脱水症です

脱水症はどういうときに起こるかというと
 蒸し暑い日に水を飲み忘れていたとき
 極度の運動をしたとき
 二日酔いしたとき
 子どもが車に閉じ込められた時
そういったことで脱水症が起こります

今スポーツが非常に盛んになっていますが この時期大事なのは水分補給です
わたしがお薦めしているのがインターバルウォーキングといいまして ウォーキングの間に少しずつ水を飲むというものです
それはこの時期脱水症状が起きやすいからです
運動しているときはアルカリ性のミネラルウォーターでいいのですが 極度に運動をしたときはスポーツドリンクを飲まないといけません
その理由は体内の水分6%くらい減ると脱水症状になります
2%くらいは喉の渇きを覚えますが 3%減になると感じなくなります
その時 気がついて水を補給するときはアルカリ性のミネラルウォーターでいいのですが 6%も減って脱水症状になったときは そういった水を飲んでも効果がありません
それは水を飲んでも水分の回復が50%くらいしかいかないからです
脱水症状が起こった時はスポーツドリンクを飲まないといけません
蒸し暑い時に脱水症状で倒れたという時に スポーツドリンクがない場合はお塩を口に含ませて 水を飲ませないといけません

小児を暑い車内の中に残し 亡くなったという事故があります
新生児の水分は体重の80%を占めています その6%の水分はすぐ減ってしまいます
ちょっと水をのまなかったり 暑い車内にいるとあっという間に減ってしまいます
15%減ってしまうと死んでしまいます
30分くらいいいだろうと思って 子どもを車に置いてパチンコなどしていると大変なことになります
その時に脱水症状が起きた時は スポーツドリンクを飲まないといけません

子どもが熱をだした 子どもが下痢をしたというときは 小児科の医者は必ずスポーツドリンクを飲ませなさいと親に指示します
しかし 子どもが熱や風邪を引いたときに スポーツドリンクを飲みなさいといわれるので 親はスポーツドリンクが体にいいものだと思ってしまうのです これは間違いなんです
脱水症状のときにスポーツドリンクがいいのですが 普段のときからスポーツドリンクを飲ませると 非常に糖分が多くなって小児糖尿病になってしまいます

こういっているわたしもペットボトル症候群にかかったことがあります
わたしは夏毎年インドネシアに行って 暑い中患者さんの血液をとったり 弁をとったり お水を採取したりして 汗いっぱいかきますので 朝からスポーツドリンクばっかり飲んでいました
そうしましたら 血糖値が非常に高くなって調子がおかしくなりました
高血糖になって そのままほっておいたら糖尿病になるところでした

スポーツドリンクは脱水症状を起こしたときは飲まなければいけませんが それが回復したら普通の水を飲まなければいけません

お酒は脱水作用があります
ビールを喉が渇いたから飲んだ 喉が潤ったかなと思うけどそうではありません
アルコールは体内から水分を吸い取る作用があるんです
ビールを100cc飲んで喉が潤ったように感じますが その後脱水が進みます
20分くらいすると体内の水分の120ccくらいが外に出てしまいます
1回飲むごとに20cc分の水分が減ってきて お酒を大量にとると更に水分が体内から取られてしまいます そしてやがて脱水症状になります これが2日酔いの症状なんです
お酒を飲むときは お水と一緒に飲むことが大事です

スポーツが盛んになりました
スポーツドリンクとお水を飲むタイミングを知っておく必要があります
喉のが渇いたなと思うくらいは 水でいいです
それを過ぎて 少しだるくなってきたというときは すぐにスポーツドリンクを飲まなければいけないということです

サウナやお風呂の後に水分補給を忘れないでほしいです

効果的な水の飲み方

疲労回復には濃度の高い炭酸水を1日に5杯飲む
炭酸は栓をあけると飛んでしまいますので 開栓後はすぐに飲まなければなりません
なぜ疲労回復に炭酸水がいいかというと 疲労物質である乳酸を炭酸水中の重炭酸イオンが中和する働きがあります 即効性であります
その結果 血行をよくする効果もあり 肩こりや冷え性の解消にも役立ちます


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